2022/05/28 11:15
こんにちは、五月雨スタッフのトモです。
「イギリス・カンタベリー留学日記Vol.3」です。
前回は、ようやくイギリスに到着し、そこからタクシーに乗って各ホストファミリーの家まで送り届けてもらう過程で、なぜか僕のホストファミリーの家の前には警察官がチラホラと、、、
というエンディングでした。その続きからです。
「一体何事だ?」となり、引率で帯同していたヴォルデモート(僕の学科のイギリス人の教授)が警察の方に話を聞いて、僕に日本語で説明してくれたんです。
「本当についさっきの出来事らしいんだけど、どうやらホストマザーのお兄さんか弟さんが急に亡くなったらしい。だから今はちょっとバタバタしてるから、トモ(僕)は今日は留学学校の提供する学生寮に泊まってほしい」
そう言われたんですね。もうびっくりですよね。
ただでさえメンタルのどん底にいた当時の自分に、まだこういうトラブルが降りかかるのかと、、
でも人が亡くなってることですし、僕なんかよりもホストファミリーの方たちの方が遥かに精神的ショックは大きかったと思うので、あまり愚痴っぽく語るつもりもないんです。
というわけで、僕は急遽、学校側が手配してくれた学生寮に、一人だけ警察官と一緒にパトカーに乗って連れていかれたんですね。もうなんか感情ぐちゃぐちゃでしたよ。
そして結論から言いますと、僕は結局その寮に4日間ステイし、当初予定されていたホストファミリーの家に行くことは一度もありませんでした。
ヴォルデモート曰く、「最後までホストマザーはトモをステイさせようと努力してくれてたみたいだけど、やっぱり感情の整理が追いつかないらしいんだ」と。
まぁそうだと思います。僕もその事情を把握したうえでステイさせてもらうのには引け目も感じてたでしょうし、仕方のないことだったんですよね。
そんなこんなで僕が寮にいる四日間の間に、学校側が急いで新しいホストファミリーを探してくれました。
僕以外の3人は問題なく初日からそれぞれのホストファミリーと合流できたのですが、結局僕がようやくホストファミリーの元へ行けたのは、カンタベリーについて五日目でした。
やっぱり嬉しかったですね。学生寮は全然部屋とかも広くて快適な空間ではあったんですが、そこに住んでるのはなんせみんな普通のイギリス人の学生ばっかりなんですよね。
なんで、みんなが集まるリビングルーム?的な広い部屋にはあんまり行かず、基本的に部屋に籠ってたので、そういう意味では居心地は悪かったんですよね。
僕には何となくホームステイの方が合ってるだろうなと思ってましたし、そもそも当時はほとんど英語も話せなかったですからね。今ならその学生寮でも、多少は上手くやれると思うんですけどね(笑)
ということで、僕は4日間ステイさせてもらった学生寮から、急遽決まった新しいホストファミリーのもとへ向かいました。
そして家に着いた僕は、まずその外観にびっくりします。
超デカいですよね。まぁでもこれはディタッチメントハウスと言って、この大きな家の中に、4世帯がそれぞれ分かれて住んでたんですね。日本にもたくさんある二世帯住宅の大規模版みたいなものだと思います。
そして僕はようやく、自分のホストファミリーと対面することになります。
ここからまた壮大なドラマが生まれていくんですね…。
今回はここまでです!
次回は、ホストファミリーとの馴れ初めから始まります! お楽しみに!
アディオス!