2022/06/25 00:35

こんにちは、トモです。






留学日記Vol.5です。



前回は、イギリス到着直後から紆余曲折を経てようやくホストファミリーと対面を果たしたという話でしたね。


そしてその家で、僕は忘れられない、最高の出逢いを経験することになるというフレーズで締めくくったと思います。



今日はその続きから語りますね。




Vol.1から読んでくださってる方にはくどいかもしれませんが、当時の僕は色々あってメンタルが人生のどん底にいました。




いやー、今思い返してもほんとキツかったんですよ。軽い鬱状態でしたからね。


人と話してどんなに気分が和らいでも、一人になると結局心の針がマイナスの方へ強く引き戻される感じで、常に心が重かったです。



そんな中で僕はイギリスに行き、温かなフォード一家に迎え入れてもらい、すごくホッとしました。



そしてホストファミリーはですね、家がすごく大きくて部屋の数が多かったので、僕みたいに一時的にカンタベリーに滞在することになった人たちに宿として部屋を提供していたんですね。


今思えばたぶんAirbnbみたいなものに登録してたのかな。


なので僕はその家にホームステイさせてもらっていた3か月間で、たくさんの外国人の方と触れ合うことができたんです。


ホストファザーのナイジェルがフランス語を話せたことから、フランス人の方が来ることが多かったです。ちなみに英語ではそういった下宿人のことを"Lodger"(ロジャー)と呼びます。


留学生にとっては最高の環境ですよね。とにかく刺激的でしたよ。ホストマザーのアンナさんは、


「私はとにかく人が好きなの。だからこうやって部屋を貸したりしてるの」


そう言ってましたね。その言葉に感銘を受けたのを今でも覚えています。



そして僕がホームステイさせてもらって、一番最初に出逢ったロジャーの方について話させてもらいますね。




彼の名前はペリという、背の高いオーストラリア人の男性でした。



身長が確か184cmくらいあって、年齢は当時45歳、ほぼ白髪の長髪をいつもポニーテールに束ねてる方で、初見のインパクトはすごかったです。



ペリは僕がフォード家に初めて行かせてもらった時に、すでにその家に滞在されてたんですね。



確か初日の夕飯時に仕事帰りのペリと初めて顔を合わせて、そこですごく気さくに接してくれたんです。


ペリはジョークが好きな人で、会話の中でいつもジョークを交えながら笑いを提供してくれましたし、ナイフやフォークの使い方も僕に教えてくれました。


映画がすごく好きな方で、僕も当時から洋画は大好きで色々観てたので、楽しく晩御飯を食べながらよく映画の話もしましたね。




そんな彼の明るさには、本当に救われました。




夕食後はいつもホストファザーのナイジェルとペリと僕の三人で皿洗いをしましたね。ナイジェルは「インターナショナルチーム!」と口癖のように言ってました。


あの時間も最高に楽しかったですね…。



ある日の夕食のステーキですね、あとはパイみたいなものもあります。


食後のデザートとして出してくれたチーズとクラッカー、そしてホワイトマスカット。


ミントチョコアイス。全然おいしくなかったです。




毎日学校終わりに家に帰って、夕飯まで部屋で勉強して、夕飯ができると下からペリが「トモー!ご飯だぞ!」って呼んでくれてたんですね。



その声が嬉しくて、お腹を空かせながらいつもワクワクして階段を駆け下りてましたよ。



本当に当時どん底にいた僕にとって、ホストファミリーとペリとみんなで夕食を食べる時間が、一番楽になれた瞬間だったんですよね。



何も考える必要がなくて、ただただ笑顔になれたんです。



ただやはり部屋に戻って一人になると、気分がマイナス方向に戻っちゃうんですよね。



そんな時に迎えた最初の土曜日。



もちろんせっかくの休日なのでどこかに出かけないと勿体ないというのは分かってたのですが、でもどうしても当時のメンタル的に何もする気が起こらなかったんですよね。




朝から部屋のベッドに横たわって、ただただ「どうしよう…」とボッーとしてました。



そんな時、下からペリが、「トモー、今からファーガス(ホストファミリーが当時飼ってたモップみたいな犬)とビールを飲みにパブに行くけど、トモも来るか?」




そう言ってくれたんですね。





もうそれが嬉しくて。





「イエス!!」と言って速攻でベッドから身を起こした僕は、光の速さで用意して、ファーガスと一緒にパブまで連れていってもらったんですね。







今回はここまでです。またすぐに続きを書きますのでお楽しみに!




アディオス!!