2023/05/08 11:14
お久しぶりです。五月雨スタッフのトモです。
しばらく更新放置してしまっていて申し訳ございません。
これからは月に最低でも2本は必ずブログ更新しようと思いますので、どうか興味ある方は読んでいただきありがとうございます。
そして今日は、最近映画館で観た映画について語ろうと思います。
それがこちらの映画です。
タイトルは「ザ・ホエール」。
ホエールとはクジラのことなんですが、映画の中で主人公が好んでよく朗読する詩の象徴的な存在として語られるものになります(ちなみにその作品は旧約聖書の「白鯨」です)。
映画のあらすじとしましてはざっくりいきますと、
「ストレスで過食に走ってしまい体重が270キロまで増えてしまった父親が、失った娘との親子の絆を取り戻そうとする」
そんな重厚なヒューマンドラマですね。
ただこのあらすじは本当にあくまでも表面的で、もっと細かいところまで説明すると、この父親、チャーリーはゲイなんですね。
「え、ゲイなの? 娘がいるのに?」
まぁ思いますよね。僕も思いました。
チャーリーは離婚した前妻との間に娘のエリーをもうけますが、彼女が8歳の頃に、職場で出逢った男子大学生と恋に落ち、彼との人生を選んでしまったんですね。
もうね、色々と情報量が多いですよね。
しかも面白いのがこの映画、そんな物語の複雑さに反して、色んな意味でかなりコンパクトなんです。
まず舞台となるのが、チャーリーの住むアパートの一室のみなんです。
何度か玄関を開けたアパートの廊下のシーンもありますが、本当に物語自体はアパート内で完結しちゃうんですよね。
しかも主要な登場人物は、わずか5人。
そういう意味では規模が意外と小さめな映画なんですが、でも鑑賞後には
「すごい映画だったな・・・」
そう思わずにはいられませんでした。
もう観られた方なら分かるかもしれませんが、僕はこういう「魂を揺さぶられる映画」が大好きなんですよね。
人によっては観ていて苦しくなる映画かもしれませんが、それでもこの映画を観て感じるモノは大きいはずです。
気になった方は、ぜひ!
アディオス!