2023/07/09 21:44
こんにちはトモです。
今日はアッシュフォード未遂事件の後編を書きます。
アッシュフォードに行きたかったのに、謎の地で降り立った僕。
スマホも使えない、その場の地理関係も全く分からない。
割と「詰んで」ますよね。しかも当時はイギリスを象徴するどんよりした天気で、軽く雨も降ってたんですよね。
もう僕の気分もめちゃくちゃどんよりでしたよ。
とりあえず歩いて、その日はもうアッシュフォードは諦めてたんで帰るための手段を探すことにしました。
ただ本当に人が全く歩いてない寂しい田舎道だったんですよね。人を見つけるだけでも一苦労でした。
そんな中、ぽつんと佇む一軒のパブを見つけました。それがこちらです。
これがイギリスの天気ですよみなさん。
そしてそのパブの入り口で、一人のおじいさんが煙草を吸ってたんですね。僕は彼に話しかけました。
「僕日本から来た留学生で、カンタベリーからアッシュフォードに行きたかったのになぜかここに来てしまった。どうやって帰ればいい?」
当時の僕のつたない英語力でなんとか伝えて、するとおじいさんが、
「そこにカンタベリー行きのバスが出てるバス停があるから、一緒に行こう」
そう言ってくれました。
するとほんとに割と近い場所に、カンタベリー行きのバスしか出てないバス停があったんですよね。
「よかったぁ・・・」と安堵しつつ、次のバスが来るまで時間があったので、そのパブで時間をつぶすことにしました。
そのおじいさんはその日のパブのお客さんだったみたいで、店に入るとマスターのおばあさんに
「この子日本人の留学生で、道に迷っちゃったみたいなんだよ」と説明してくれました。
するとおばあさんが「オォー」と同情してくれたのか、なんと紅茶とクッキーを僕にタダで出してくれたんですね。
嬉しくてその時に撮った写真です。
お金を払おうとしても「いいのいいの!」と言ってくれて、疲弊していた僕にとっては本当にありがたかったですね。
そしてバスが来るまでの間、僕とおじいさんとおばあさんの3人で色々と日本について語ったりしました。
おじいさんは、「日本人はとにかくQuick(速い)なイメージがある」と言ってて、へぇーそんな印象なんだと思ったり、
おばあさんは「とにかく日本という国は美しくて大好きよ」と言ってくれて、その会話はひたすらに平和でほっこりしましたね。
そしてバスが来る時間になったので僕は二人にお礼を言い、その日はカンタベリーにそのまま帰りました。
結局その日は「アッシュフォードのアウトレットに行く」という目的は果たせなかったですが、でも帰りのバスの中ではすごく温かい気持ちに包まれてる自分がいました。
「こういうのが一人旅とか留学の醍醐味なんだろうなぁ・・・」と、あの日はそんな気持ちに浸っていましたね。
以上が僕のイギリス留学中に体験した「アッシュフォード未遂事件」です!
結局アッシュフォードには行けなかったことから、「未遂」と命名しております。
そしてその次の週、事前に降りる場所をちゃんと調べ、もう一度アッシュフォードに1人で行きました。「アッシュフォードリベンジ」ですね。
そしてアウトレットに行き、パーカーを一着買いましたね。今でも持ってますよ。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
イギリス留学日記、ネタはまだ山ほどあるので、これからもどんどん書いていきます!
アディオス!